1000万円台から建てられる「ローコスト住宅」、安いのは魅力だけど実際に住んでみたら後悔しそうという意見が少なくありません。
では、実際にローコスト住宅を建てた人の口コミなどから「住んでみてどうだったか?」などローコスト住宅について詳しく見ていきましょう。
ローコスト住宅に住んでみてどうだったか?
ネットの口コミなどから、実際にローコスト住宅に住んでみてどうだったかを良い面と悪い面に分けて紹介します。
住んでみて分かったローコスト住宅の良い面
実際にローコスト住宅に住んでみて分かったこととして多く挙げられていたのが、「思ったより快適に暮らせる」というものです。
ローコスト住宅と言うと、一般的には建材や設備が安物で施工も丁寧ではないので「住み心地が悪い」というイメージがあります。しかし実際には、建材や設備は標準的なグレードのものが使われていますし、施工も決して手抜きではありません。
建材や設備は、規格をある程度絞って大量発注して安く仕入れているだけで、ローコストだから建材や設備もローグレードのものを使っているわけではないです。ローコスト住宅は大手ハウスメーカーも手掛けており、施工が手抜きで欠陥住宅になるといったこともありません。
宣伝広告費や設計費などを削って価格を下げているだけなのです。
もちろん高級な注文住宅と比べると、ローコスト住宅の住み心地は劣るかもしれません。しかし一般的な価格の注文住宅や建売住宅と比べた場合、ローコスト住宅の住み心地はそこまで悪いものではないのです。
断熱性や防音性が高い
ローコスト住宅の住み心地に関わる点として、「断熱性」や「防音性」の高さを挙げている意見もありました。
ハウスメーカーによって標準で二重窓や吹付断熱が採用されていて、ローコスト住宅でも断熱性が高くなっています。断熱性が高いと夏涼しく、冬暖かく、エアコンを必要以上に使わなくて良いので電気代の節約にも繋がります。
断熱性が高い割に換気も考えられていて、結露やカビが発生しにくくなっているメーカーもあるのです。
防音性は少なくともマンションよりは高いので、家の中の生活音が隣近所にダダ漏れということにはなりません。隣近所の多少の音も家の中ではうるさく感じることはなく、生活するのに「音」を気にする必要が無いです。
ローコスト住宅には「壁が薄い」イメージがありますから、断熱性や防音性が高いのは実際に住んでみないと分からないことです。
有名メーカーの設備を導入できる
ローコスト住宅でも、キッチンやトイレ、浴室といった水回りの設備には有名メーカーのものを導入できます。
一般的には、水回りの設備には聞いたこともないようなメーカーや海外メーカーの安いものが使われるイメージがローコスト住宅にはあります。
しかし、特に大手ハウスメーカーの場合は設備メーカーと繋がりがあるので、ローコスト住宅でも有名メーカーの設備が導入できるケースが多いです。
実際にローコスト住宅を建てた人によると、
・LIXIL
・TOTO
・タカラスタンダード
など超有名メーカーの水回り設備が導入できたという意見が少なくありません。
建材と同じで、設備も安いものを使ってコストを下げているのではなく、種類を限定することでコストを下げています。
使いたい設備が使えないことはあるかもしれませんが、聞いたこともないメーカーの質の良くない設備しか導入できないということはほとんど無いです。ローコスト住宅でも、床暖房や浴室の乾燥機・暖房、食洗機といった設備が標準で付いていることも珍しくありません。
意外と自由度が高い
内装や間取りなどをある程度自由に決められるローコスト住宅もあります。
かつては、内装や間取りを規格化させることで設計費などのコストを削って販売価格を下げているローコスト住宅が多かったです。
現在も内装や間取りを規格化させているローコスト住宅はありますが、そこまでガチガチには規格化されていないローコスト住宅も増えています。
一般的な注文住宅に比べると自由度は低いものの、数十種類の中から好きな間取りを選べるハウスメーカーもあります。建売のローコスト住宅でも、同じ区画にある住宅は一軒ごとに内装や間取りを変えているケースもあるのです。
イメージほどローコスト住宅は自由度が低いわけではなく、内装や間取りはある程度自由に決められることが多くなっています。
ただし内装や間取りの自由度はハウスメーカーによるところも大きいので、ローコスト住宅を建設・購入する際はメーカー選びが重要となります。
マイホームが安く手に入る
ローコスト住宅の最大のメリットは、何と言っても「マイホームが安く手に入ること」です。住む前から分かることですが、実際に住んでみると住宅が安く手に入れられたメリットをより実感するとのことです。
例えば、一般的な注文住宅だと2000万円かかるところを1500万円でローコスト住宅を手に入れたとします。
差額の500万円で家電や家具を充実させることもできますし、子供の教育資金として使うこともできます。将来住宅のメンテナンスが必要になった時の資金として、貯蓄に回しておくのも良いでしょう。
安いと言うことは「若くしてマイホームを手に入れられる」ことにもなります。
住宅ローンは勤続年数や年収、雇用形態によって借入上限額が決まります。一般的な注文住宅を建てる場合、20代ではかなりの金額の頭金を用意しないと住宅ローンを組めません。
しかし1000万円台のローコスト住宅であれば、頭金がそれほどの金額でなくても20代で十分住宅ローンが組めます。
20代でマイホームが手に入れば、子供が増えたり成長したりするのに伴った住み替えが必要なくなります。メンテナンスは必要ですが長く住むことになりますから、安いだけでなくコスパも高いことになるのです。
住んでみて分かったローコスト住宅の良くない面
ローコスト住宅にはメリットばかりではなくデメリットもあります。
実際にローコスト住宅に住んでみて分かった良くない面として多く見られたのは、「安っぽく見える」ということです。
ローコスト住宅でも建材や設備のグレードを極端に下げているわけではありません。
ただハウスメーカーによっては、販売価格をより下げるために建材や設備のグレードを最低限まで下げている場合があります。標準よりも低いグレードの建材や設備はさすがに安っぽく見えてしまい、「いかにもローコスト住宅」となってしまいます。
あまりにも見た目が安っぽいので、「親戚や友人を自宅に招きにくい」という意見も少なからず見られました。
ただ安っぽく見えてしまうことに関しては対策が可能です。
全体のグレードを下げて安くするのではなく、お客さんが見る部分の建材や設備のグレードは上げて、それ以外の部分のグレードを下げるのです。
例えば玄関やリビング、トイレといったお客さんが見る使う部分には、標準以上のグレードの建材・設備を使います。浴室やキッチン、寝室などお客さんの目に触れない部分の建材や設備はグレードを下げる、といったようにメリハリを付けます。
全体のグレードを下げるより多少費用はかかりますが、見える部分にお金をかけておけば、少なくともお客さんには安っぽく見えません。
夏暑くて冬寒し
ローコスト住宅に住んでみて分かったこととして、「夏暑くて冬寒い」ことも多く挙げられています。メリットの部分で書いたように、ローコスト住宅でも高い断熱性能を持っているケースも少なくありません。
しかし断熱性能を犠牲にすることで、販売価格を安くしているローコスト住宅も実際にあります。夏暑くて冬寒いとエアコンを使わざるをえませんから、必然的に光熱費が嵩んでコスパが悪くなってしまいます。
断熱性能については、事前にハウスメーカーに仕様を確認しておくことで対策可能です。
外気温が35℃以上や5℃以下の時に、家の中の温度はどのぐらいになるのかを事前にハウスメーカーに確認するのです。複数のメーカーで事前に確認して、断熱性能の高いメーカーを選ぶことで夏暑くて冬寒い事態は避けられます。
オプションだらけでローコストじゃない
一見するとローコスト住宅だけど、よく見ると全然ローコスト住宅じゃないというケースも少なからずあります。
価格を安く見せるために、基礎や給排水設備などの付帯工事にかかる費用を「別途工事費」として見積もりに計上しないケースがあるのです。安いと思って契約したら後からあれもこれも別途工事費が必要となって、総額では全然ローコスト住宅じゃなかったとなるわけです。
契約前にハウスメーカーから見積もりを取った際に、見積金額にはどこまで含まれているかを確認しましょう。入居者が用意するものである家具や家電、カーテン以外で、生活に必要なものを揃える費用が含まれているかを確認します。
見積もりのからくりに騙されないためには、やはり複数のハウスメーカーから見積もりを取ることが重要です。他と比べて極端に見積金額が安いメーカーは、何かしらからくりがあると思って避けた方が良いでしょう。
アフターサービスが不十分
ローコスト住宅では「アフターサービスが不十分」という意見も多く見られます。住宅を安く建てるためにはどこかでコストを削らないといけませんから、メーカーによっては建てた後のサポートを削っていることがあるのです。
建てるまでは丁寧な対応だったのに、建て終わったら急に態度が変わって連絡しても邪険に扱われるといったことが実際にあります。
ローコスト住宅でなくても、実際に住み始めてから外装や内装、設備などに不具合が見つかることも少なくありません。住宅の不具合はメーカーに頼るしかありませんから、メーカーのアフターサービスは重要です。
アフターサービスについて事前に確認することは難しく、基本的にはメーカーの担当者に契約前に聞くしかありません。聞いた上で契約書にアフターサービスについての内容を盛り込んでもらうことで、建てた後に対応が不十分になることを避けられます。
ネットでハウスメーカーのアフターサービスについての口コミを確認する方法もあります。ただローコスト住宅のアフターサービスについてなので、ネットでそこまで参考になる意見が見つかるとは限りません。
ローコスト住宅で後悔したくないなら
ローコスト住宅を建てた後で後悔したくないなら、「タウンライフ家づくり」の利用をおすすめします。
タウンライフ家づくりは、TVCMなどでよく見かける大手を含む全国1100社以上のハウスメーカーが比較できるサービスです。
階数や希望の間取り、家族人数(子供の人数)、予算を選ぶだけで、1100社以上の中から条件に合ったハウスメーカーをピックアップしてくれます。ピックアップされたメーカーに一括で見積もり作成を依頼することも可能ですし、間取りプランの提案を受けたり資金計画の相談などもできます。
ローコスト住宅を建設・購入する際にはハウスメーカー選びが重要で、最適なメーカーを選ぶには複数のメーカーを比較することが重要です。
大手だからと言って必ずしも高品質なローコスト住宅を提供しているとは限らず、逆に中小メーカーの方がローコスト住宅に強いこともあります。ネットで1つ1つ情報を調べて、ローコスト住宅に強いハウスメーカーを探すのは簡単ではありません。
タウンライフ家づくりであれば、いくつかの選択肢を選ぶだけでローコスト住宅に強いハウスメーカーが簡単に探せます。
タウンライフ家づくりは無料
ローコスト住宅を建設・購入するのに余計な費用はかけたくありませんが、タウンライフ家づくりの利用は無料です。
一括での見積もり依頼にも、間取りプランの提案にも、資金計画の相談にも一切費用はかかりません。見積もりを取った以上はタウンライフ家づくりを通してハウスメーカーと契約しないといけない、といった条件もありません。
タウンライフ家づくりで見積もりを取った途端、複数のハウスメーカーから営業の電話やメールがしつこく来るといったことも無いです。
見積もりを取ったメーカーに断りの連絡をしにくい場合は、タウンライフ家づくりの担当者が代わりに断ってくれます。
とにかくタウンライフ家づくりの利用に面倒なことは一切ありません。ローコスト住宅を建設・購入する場合はもちろん、ローコスト住宅以外でも家づくりで困ったことがあればタウンライフ家づくりを利用してみてください。
まとめ
ローコスト住宅には良い面も良くない面もあり、実際に住んでみて満足することもあれば不満を感じることもあります。全体的には一般的なイメージよりも良い面が多いと感じている人が多かったです。
ローコスト住宅を建設・購入してから後悔しないためには、ハウスメーカー選びが重要です。後悔しないローコスト住宅を提供しているハウスメーカーを探すなら、タウンライフ家づくりを利用しましょう。