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「一条工務店は解約率が高い」は本当?ウソ?

大手ながら比較的低価格で高品質な住宅を建てると評判の「一条工務店」ですが、一部では「解約率が高い」と言われています。

では、一条工務店は解約率が本当に高いのか、どういう理由で解約するのかなど詳しく見ていきましょう。

目次

一条工務店の解約率は高い?

色々と調べてみましたが、「一条工務店は解約率が高い」という明確な根拠は見つけられませんでした。そもそも一条工務店を含めた多くの住宅メーカーが解約率を公表していないため、高いか低いか判断できません。

住宅情報関連サイトの中には、一条工務店の解約率を「6%」としているケースがあります。しかしサイトの中身をよく見ると、口コミサイトでの一条工務店の悪い評価の数から推測した数字で正確な解約率でないことが分かるのです。

また別のサイトには、一条工務店の営業マンから解約率は「20組に1組ぐらい」と聞いたと書かれています。一条工務店の社員が自社に不利な情報を営業の場で話すとは思えないので、20組に1組も信憑性のある数字とは言えません。

2019年から5年連続で「年間で最も売れている注文住宅会社」として、一条工務店はギネスに認定されています。他にも「年間で太陽光搭載住宅を最も多く建てた会社」「最大の工業化住宅(プレハブ住宅)メーカー」としてもギネス認定されているのです。

年間で最も売れている注文住宅会社としてギネス認定されているわけですから、他の住宅メーカーと比べて解約率が特段高いとは考えにくいです。

ただ利用者が多いと、解約率は低くても「解約した人の絶対数」は多くなります。周辺やネットで「一条工務店を解約した」と見聞きすることが多いので、「一条工務店は解約率が高い」と思われているだけなのではないでしょうか。

一条工務店を解約した理由

一条工務店の解約率はそれほど高くないと思われますが、実際に一条工務店を解約した人は少なからず居ます。ギネス認定されるほど人気の一条工務店を解約する理由とはどんなものなのでしょうか?

営業マンの対応が悪い

一条工務店のネガティブな情報を調べていて最も目についたのが「営業マンの対応の悪さ」です。一条工務店の営業マンは仕事熱心な反面「押しが強い」人が多いとのことで、人によっては「対応が悪い」と感じてしまうこともあるようです。

具体的には
 ・すぐに仮契約を結ばせようとする
 ・説明が不十分
 ・要望を聞いてくれない
などの対応に不満を感じる人が多く居ました。

ただ、お客さんも人なら営業マンも人ですから「相性の良し悪し」があり、同じ対応で満足するお客さんも居れば満足しないお客さんも居ます。

「迅速かつ誠実な対応でわがままもある程度聞いてくれた」「これまで会った営業マンの中でNO.1」と一条工務店の営業マンの対応を高く評価する意見もあります。

一条工務店に連絡すれば担当者を変えてもらうこともできますから、営業マンの対応が悪いと感じたら変えてもらいましょう。

営業マンが変わっても対応の悪さが変わらないなら、一条工務店とは合わないので契約しない解約するということをした方が良いかもしれません。

仮契約に100万円

他の住宅メーカーはあまり行っていませんが、一条工務店では本契約の前に仮契約を結ぶことが少なからずあります。

正式な契約ではないため契約書は無く、仮契約しても納得の行く条件が一条工務店から提示されなければ本契約しなくてもOKです。住宅を新築するための土地を既に持っている場合は本契約となり、土地を持っていない場合に仮契約を勧められるとのことです。

仮契約は文字通り「仮」なので問題ありませんが、仮契約を結ぶのに100万円必要なところに問題を感じる人が多くなっています。

手付金というわけではないですが、本契約すれば建設費に充てられますし、解約すれば返金されるので損することはありません。ただ住宅ローンには組み込めないお金ですから、自己資金として現金で100万円用意する必要があります。

仮契約を結ぶと、住宅を新築する際の坪単価が確定されて、一条工務店が土地を探してくれます。メリットが無いわけではありませんが、他メーカーと話をさせないための「囲い込み」と不満に感じるケースが多いです。

価格が高い

一条工務店を解約した理由として「価格が高い」というものも多く見られました。

一条工務店の坪単価は60~90万円で、住宅メーカー全体で見ると高めですが、大手メーカーで見るとそれほど高くありません。他の大手メーカーだと坪単価が100万円を超えることもあるので、仕様によっては一条工務店はかなり安く建てられるとも言えます。

ただ、延べ床面積や土地の場所、オプションの追加などによって坪単価が大きく跳ね上がってしまうことがあるのです。

「100㎡だと2800万円ぐらいで建てられる」と営業マンが言ったのに見積もりには3800万円と記載されていた、といったことが実際にあります。

予定より少し広い土地が取得できたので、住宅の延べ床面積を少し広くしたのも大きく影響しています。また準防火地域だったり接道の幅が少し狭かったりしたことで、オプションの費用が嵩んで1000万円も高くなってしまったのです。

1000万円も高くなるのは極端な例ですが、予算オーバーで一条工務店を解約したケースは少なくありません。

デザインや間取りの自由度が低い

一条工務店を解約した理由として、「デザインや間取りの自由度が低い」というものも見られました。

注文住宅だと、ある程度お客さんの要望を汲んでデザインや間取りを作ってくれるのが一般的です。

一条工務店が建てる住宅は、耐震性が高くて高気密・高断熱設計となっています。耐震構造や気密性・断熱性を重視するため、デザインや間取りにお客さんの要望を十分に組み入れられないことがあるのです。

実際に「25畳のリビングを作りたい」と要望を出したところ、営業マンから「非常識」と言われたという話もあります。リビングを広くすると柱や壁の数が減って耐震性が下がってしまうのでできない、というわけです。

家の中を明るくするために窓を多くしたい、という意見も耐震性の問題から却下されることがあるとのことです。

マイホームは年収の何倍ものお金を何十年とかけて払い続けて購入するもので、人生で何回も建てるものではありません。それだけに納得できる理想のマイホームにしたいですが、一条工務店だとできないので解約するケースが多いです。

オーバースペック

一条工務店の標準仕様が「オーバースペック」と感じて解約するケースもあります。

先にも書いたように、一条工務店は耐震構造や気密性・断熱性を重視して住宅を建てます。

日本は世界的にも地震が多い国なので、耐震性に関しては標準仕様で高いに越したことはありません。しかし気密性と断熱性については、寒冷地でなければオーバースペックであることも少なくないのです。

高気密・高断熱だとエアコンの効きが良くなるので、省エネで光熱費の節約には繋がります。反面、室内の空気が循環しにくいため換気システムを導入しないと湿気がこもりやすくなってしまいます。

湿気は建物の寿命を縮める結露の原因ですし、シックハウス症候群の原因となるカビが発生する原因でもあるのです。換気システムの導入にも作動にもお金がかかりますから、温暖な地域だと高気密・高断熱仕様はオーバースペックとなります。

一条工務店には良くない噂がある

仮契約後に一条工務店に関する「良くない噂」を見聞きして解約した、というケースもありました。

1つは「一条工務店で新築した住宅が1年で倒壊した」という噂です。東日本大震災で、一条工務店で新築してから1年程度しか経過していない福島県の住宅が倒壊したというニュースが全国ネットの番組で報じられました。

一条工務店は地震に強いことを示す「耐震等級3」が標準仕様で、本来は震度6強から7レベルの揺れにも耐えられるはずです。倒壊した住宅がある地域は震度5だったので、耐震等級3の住宅が1年余りで倒壊するのはおかしいとしてニュースになったのです。

ただ倒壊した住宅がある地域は地盤が弱いと以前から指摘されており、倒壊した住宅は震度2・3程度でも大きく揺れていたと言われています。

「一条工務店で新築した住宅が1年で倒壊した」のは事実ですが、一条工務店よりも地盤に問題があった可能性が高いのではないでしょうか。

もう1つの良くない噂が「恐怖の扉」です。一条工務店でマイホームを新築した人が「引き戸で指を挟んだ」とSNSで発信したのが噂の発端です。

通常引き戸には安全ストッパーが設置されていて、勢いよく開け閉めしても所定の位置で戸が止まって指を挟まないようになっています。

ところがSNSで情報を発信した人の住宅では、安全ストッパーの位置がしっかりと調整されていなかったために引き戸で指を挟んでしまったのです。

ドライバー1本でのDIYで問題は解決、幸いケガもしなかったので大事にはなりませんでした。しかし安全ストッパーの調整ミスは明らかな施工不良であり、一条工務店の責任です。

これらの一条工務店に関する良くない噂を見聞きしたことで、仮契約をしたのに解約してしまったケースが少なからずあります。

自分に合った住宅メーカーを見つけたい

ギネス認定されていることからも分かるように、一条工務店は人気が高くて確かな実績があって信用できる住宅メーカーです。ただ、誰しもが一条工務店で「納得できる理想のマイホーム」を建てられるとは限りません。

納得できる理想のマイホームを建てるには自分に合った住宅メーカーを見つける必要があり、そのためには「タウンライフ家づくり」の利用がおすすめです。

タウンライフ家づくりは住宅メーカーの比較サービスで、一条工務店を含めた全国1100社以上の住宅メーカーが比較できます。

使い方は簡単、希望の階数と間取り、家族の人数、予算を選択するだけです。後はタウンライフ家づくりが条件に合った住宅メーカーをピックアップしてくれます。

ピックアップしてくれるだけでなく、住宅メーカーに一括で見積もりと間取りプランの作成が依頼できます。見積もりと間取りプランを比較検討することで、自分に合った住宅メーカーを見つけやすいのです。

タウンライフ家づくりは無料

タウンライフ家づくりの利用に料金は一切かかりません。

住宅メーカーのピックアップにも、見積もりと間取りプランの一括請求にもお金は不要です。また住宅メーカーには資金計画や土地探しの相談もできますが、こちらにも料金は発生しません。

見積もりを取ったからと言って契約しないといけないわけでもないですし、住宅メーカーから営業電話がしつこくかかってくることもないです。

資金計画や土地探しの相談までしたのに断りにくい、という場合はタウンライフ家づくりが代わりに住宅メーカーに断りの連絡を入れてくれます。

無料ですが簡単に利用できますから、具体的な家づくり計画を立てていなくても気軽にタウンライフ家づくりを利用してみてください。

まとめ

一条工務店は「解約率が高い」と一部で言われていますが、明確な根拠や証拠はありません。「最も売れている注文住宅会社」として5年連続ギネス認定されているぐらいなので、むしろ解約率は低い方なのではないかと思われるぐらいです。

利用者が多いので解約した人の数も多く、「一条工務店を解約した」という意見をよく見聞きするので「解約率が高い」と勘違いされているのではないでしょうか。

ただ一条工務店と仮契約までしたのに解約した人が少なからず居るのも事実で、マイホームを建てる際は「自分に合った住宅メーカー」を見つけることが重要です。自分に合った住宅メーカーを見つけるには、タウンライフ家づくりの利用がおすすめです。

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この記事を書いた人

家づくりアドバイザー | 「悩まない家づくり」運営者

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私は、家づくりの悩みや不安に寄り添い、皆さんが心から満足できる家を手に入れるお手伝いをすることを目指して記事を書いています。

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