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平屋の新築費用の平均は○○万円

新築するマイホームを平屋で考えているけど平屋を建てるのにかかる平均的な費用が分からなくて困っている、といったケースがあるかもしれません。

そこで、平屋を建てるのにかかる平均的な費用や平屋の新築費用を抑えるポイントなどについて詳しく見ていきましょう。

目次

平屋を新築するのに必要な平均的な費用

平屋を新築するのにかかる平均的な費用は「約2900万円」です。

色々と調べてみましたが、平屋に限定して新築費用を調査したデータがありませんでした。データが無いため、平屋の新築費用の平均を出すのは難しいのです。

ただ、平屋も2階建ても新築費用に大きな違いは無く、むしろ平屋の方が2階建てより費用が嵩むケースが少なくありません。平屋限定のデータはありませんが、2階建ても含めた住宅の新築費用を調査したデータはあります。

2階建ても含めた住宅の新築費用を調査したデータを元に平屋の平均的な新築費用を推計すると約2900万円となるのです。

住宅金融支援機構が、長期固定金利住宅ローンである「フラット35」の利用者を対象に注文住宅に関する調査を行っています。2025年1月時点で最新である2023年度の調査結果によると、新築の注文住宅の面積の平均が約36坪、建設費の平均が約3860万円となっています。

住宅の建設費には、住宅本体を建てるのにかかる費用だけでなく、塀などの外構や電気など住宅インフラの工事費も含まれているのです。さらに登録免許税など住宅の取得にかかる税金などの諸費用も含まれています。

外構や住宅インフラなどにかかる付帯工事費と税金などの諸費用を合わせると、建設費の20~30%を占めます。先の平均建設費から付帯工事費と諸費用を除いて住宅本体のみの建設費を算出すると、約2900万円が平均的な平屋の新築費用と推計できるのです。

一般的な平屋の新築費用相場は2000万円

住宅金融支援機構の調査を元に計算した平屋の平均的な新築費用は約2900万円ですが、一般的には平屋の新築費用相場は2000万円前後とされています。

大手から中小まで含めた住宅メーカーが平屋を建てる際の平均的な坪単価が、60~70万円と言われています。

さらに4人家族が生活するのに適した住宅の面積が30坪程度とされるので、坪単価60~70万円で30坪の平屋を建てると2000万円前後かかるというわけです。

住宅金融支援機構の調査結果から計算した平屋の平均的な新築費用は約2900万円で、平均面積は約36坪ですから坪単価は約80万円です。一般的に考えられている平屋の新築相場よりも、建築費も坪単価も住宅金融支援機構の調査結果から計算した金額は高くなっています。

坪単価60~70万円や2000万円という数字は、長年蓄積された実績やデータを元に算出した金額だと思われます。対して住宅金融支援機構の調査は、2023年度にフラット35を利用して住宅を新築した人が対象です。

この数年で建築業界も人件費など物価が高騰しているため、これまでの実績やデータから算出された相場よりも費用が嵩むようになっていると考えられます。

実際に同じ住宅金融支援機構の2020年度の調査では、フラット35を利用した住宅の新築費用の平均は3700万円台でした。3年で新築費用の平均が100万円以上高くなっているのに、平均面積は約37.6坪から約36.1坪と狭くなっています。

坪数が減っているのに費用は高くなっているわけですから、恐らく人件費など物価高騰によって新築費用がこれまでより嵩むようになっていると考えられるのです。

平屋は2階建てより新築費用が高い?

階数が少ないので平屋の方が2階建てより安く建てられそうですが、実は平屋は2階建てよりも新築費用が高くなるケースが多いです。

住宅を建てるのに手間と費用がかかる部分として、「基礎」と「屋根」が挙げられます。基礎も屋根も施工面積に比例して費用が高くなるので、2階建てより平屋の方が費用が嵩むのです。

例えば床面積36坪の平屋を新築する場合、基礎工事を行う面積も屋根の施工面積も36坪となります。1階が21坪2階が15坪の延べ床面積36坪の2階建ての場合、基礎工事を行う面積は21坪、屋根の施工面積は15坪となります。

基礎も屋根も工事を行う面積は、平屋より2階建ての方が狭いです。仮に基礎と屋根以外の部分の工事が一緒だとすると、基礎と屋根の費用が嵩む分だけ建設費は平屋の方が高くなるというわけです。

平屋は2階建てよりも広い土地が必要

延べ床面積が同じ場合、平屋は2階建てよりも広い土地が必要となります。

例えば、床面積36坪の平屋を建てるには60坪以上の土地が必要ですが、延べ床面積36坪の2階建ては36坪の土地に建てられます。

地域ごとに土地の面積に対する建物の面積である「建ぺい率」が定められており、土地と同じ面積の住宅を建てることはできません。一般的な住宅地の建ぺい率は60%が上限となっています。

床面積36坪の平屋を建ぺい率60%以内に収めるには、60坪以上の広さの土地が必要というわけです。

建ぺい率は建物を上から見た面積で計算するため、2階建ては1階・2階の広い方の面積が対象となります。仮に1階が21坪で2階が15坪だとすると、建ぺい率は1階の21坪で計算します。

36坪の土地に21坪の住宅であれば建ぺい率は60%以内に収まるので、同じ延べ床面積なら2階建ての方が狭い土地に建てられるのです。

2024年の公示地価から計算した土地の坪単価の全国平均は約54万円です。60坪の土地を購入するには約3200万円かかりますが、36坪の土地であれば約2000万円で購入できます。

住宅本体の建設費が同じだとしても、土地の取得費用を合わせた総額では平屋の方が1000万円以上余分に払うことになります。

固定資産税も平屋は多く収めないといけない

土地や家屋を所有していると毎年発生する「固定資産税」も、平屋は2階建てより多く収めないといけません。

固定資産税の元となる土地や家屋の評価額の計算方法はありますが、結構ややこしいので今回は単純に取得時の金額で計算してみます。住宅地は固定資産税の特例が受けられるため、面積が200㎡(約60.5坪)までの部分については評価額が6分の1となります。

3200万円の60坪の土地は固定資産税評価額が約530万円、2000万円の36坪の土地の固定資産税評価額は約330万円です。固定資産税の税率は1.4%ですから、60坪の土地の固定資産税額は約7.4万円/年、36坪の土地の固定資産税額は約4.6万円/となります。

延べ床面積が同じ家屋の固定資産税額が同じだとしても、土地の固定資産税だけで平屋は年間3万円近く余分の納めないといけないのです。

平屋の新築費用を抑えるには

年々物価が高騰していますから、平屋でも2階建てでも新築する場合にはできるだけ費用を抑えたいです。ここでは、平屋の新築費用を抑えるポイントをいくつか紹介します。

シンプルな外観や間取り

平屋の新築費用を抑えるには、「外観や間取りをシンプルにする」ことです。

「おしゃれなマイホーム」にしたいということで、平屋の外観をコの字型・L字型・ロの字型など凹凸のあるものにすることがあります。オリジナリティがあっておしゃれには見えますが、新築するのにかかる費用は嵩みます。

凹凸のある外観にするには、一からデザインや設計をしなければならずデザイン料や設計料がかかってしまうのです。またロの字型にした中庭を作る、ロフトを設けて収納スペースを増やすなど間取りも複雑なものにすると設計料が高くなってしまいます。

外観は長方形や正方形など、間取りもシンプルなものにすることでデザイン料や設計料が抑えられて結果的に平屋の建設費が抑えられます。

凹凸のある外観だと建材も外観に合わせて加工しなければいけませんが、長方形や正方形だと規格品の建材が使用可能です。建材の加工費も抑えられますから、平屋の新築費用を抑えたいなら外観や間取りはシンプルにするのがおすすめです。

仕上げ素材や設備のグレードにメリハリを

外壁や屋根の仕上げ素材、キッチンやトイレなどの住宅設備のグレードにメリハリを付けると平屋の新築費用が抑えられます。

ほとんどの住宅メーカーでは、標準仕様の仕上げ素材や設備を選ぶことで追加費用がかからずに済みます。仕上げ素材や設備のグレードを標準より上げれば費用は嵩みますし、反対にグレードを下げれば費用は抑えられるのです。

ただし、費用が抑えられるからと言って全ての仕上げ素材や設備のグレードを下げるのはおすすめできません。全てのグレードを下げると、建物全体が「安っぽく」見えてしまいます。

周辺の住宅より安っぽく見えてしまい、仕上げ素材や設備のグレードを下げたことを後悔しているケースが実際にあります。

外壁や屋根など外から見える部分、玄関やリビング、トイレなど家に来た人の目に触れる部分の素材や設備はグレードを標準より下げてはいけません。

反対に寝室やキッチン、浴室など外からも家に来た人からも見えない部分は、素材や設備のグレードを下げてもOKです。

他人から見える部分のグレードを保つことで安っぽく見えず、それでいて他人から見えない部分のグレードを下げることで費用が抑えられます。

規格住宅も検討する

平屋の新築費用を抑えたいなら、「規格住宅」を検討するのも1つの方法です。規格住宅は、住宅メーカーがあらかじめ用意している規格に沿って建てる住宅のことです。

いくつかの選択肢からデザインや間取りは選べますが、注文住宅に比べると自由度はかなり低くなります。自由度が低い代わりに、デザインや設計にはほとんど費用がかからず、建材や設備の調達費用も抑えられます。

規格住宅の坪単価は40万円程度とされていますから、床面積36坪であれば1000万円台で新築することも可能です。

費用を抑えて平屋を新築するのに利用したいもの

できるだけ費用を抑えて平屋を新築したい、と考えているなら「タウンライフ家づくり」を利用するのがおすすめです。

タウンライフ家づくりは住宅メーカーの比較サービスで、全国1100社以上の住宅メーカーと提携しています。

住宅の階数や間取り、家族の人数、予算など選択肢をいくつか選ぶだけで、1100社以上の中から条件に合った住宅メーカーが絞り込まれます。

絞り込まれた中からさらに厳選した住宅メーカーに、一括で見積もりを請求することも可能です。間取りプランの作成、資金計画や土地探しの相談もできるので、タウンライフ家づくりなら一から家づくりの計画が立てられます。

できるだけ費用を抑えて平屋を建てるには、平屋を建てるのが得意な複数の住宅メーカーから見積もりを取ることも重要です。

公式サイトを1つ1つチェックして見積もりを請求するのは大変ですが、タウンライフ家づくりなら複数社への見積もり請求が一括で簡単にできます。

タウンライフ家づくりの利用にお金はかからない

平屋の新築費用を抑えるために利用するサービスにお金がかかっては意味がありませんが、タウンライフ家づくりは利用無料です。

住宅メーカーの絞り込みにも、一括での見積もり請求にも費用は一切かかりません。間取りプランの作成、資金計画や土地探しの相談も無料でできます。

見積もりを取ったメーカーと契約しないといけないといった条件も無いですし、住宅メーカーから営業の電話やメールが大量に来るといったことも無いです。契約しないメーカーへの断りの連絡は、タウンライフ家づくりの担当者が代わりに行ってくれます。

最初から契約するつもりが無くて平屋の新築費用相場を調べるためだけにタウンライフ家づくりを利用する、といったことでも構いません。

実際に平屋を建てる住宅メーカーを決めるまでの面倒なことや煩わしいことは、酢全てタウンライフ家づくりを利用することで解決できます。

平屋に限らず家づくりで分からないことや不安なことがあるなら、気軽にタウンライフ家づくりを利用してみてください。

まとめ

住宅金融支援機構の調査によると、平屋を新築するのにかかる平均的な費用は約2900万円となっています。一般的には2000万円前後が平屋の新築費用の相場とされていますが、この数年の物価高騰で新築費用も高くなっていると考えられます。

少しでも安く平屋を建ててくれる住宅メーカーを探すなら、タウンライフ家づくりを利用すると便利です。

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この記事を書いた人

家づくりアドバイザー | 「悩まない家づくり」運営者

こんにちは!「後悔しない家づくり」を訪れていただきありがとうございます。
私は、家づくりの悩みや不安に寄り添い、皆さんが心から満足できる家を手に入れるお手伝いをすることを目指して記事を書いています。

家づくりは人生の一大イベントであり、同時に大きな決断の連続です。
家族のライフスタイルや将来の夢、予算などを考えると、迷いや疑問がつきものですよね。

私自身も家づくりの経験を通じて、多くの学びと気づきを得ました。その経験を生かして、皆さんが「もっと早く知っておけば良かった!」と思うような情報をわかりやすくお届けしたいと思っています。

記事では、家づくりの基本から最新のトレンド、専門家の視点まで幅広くカバー。どんな小さな疑問でも解決できるよう、丁寧にわかりやすくお伝えします。あなたの夢の住まいが、後悔のないものとなるよう、ぜひこのサイトを活用してくださいね!

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