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田舎の一軒家の値段の平均を知りたい

子供の教育環境などを考慮して、「田舎」と言われる地域で家の新築や建売住宅の購入を考えているケースもあります。では田舎の一軒家を建てたり手に入れたりするのは、平均でどのくらいの値段なのでしょうか?

目次

田舎の一軒家の平均値段

田舎で一軒家を建てたり購入したりするのにかかる平均的な費用は、大体2000万円から3500万円といったところです。

正直なところ、「田舎」の定義は人それぞれ違います。

一般的には田園風景や山林が広がる地域を田舎と言いますが、人によっては都市部から離れた郊外でも田舎と感じることあります。極端な場合だと、徒歩10分以内にコンビニが無いと田舎と感じることもあるかもしれません。

中には、クマなどの野生動物が出没するからという理由で北海道の札幌市を田舎と定義しているケースもあるぐらいです。(札幌市は東京や大阪などともに日本の五大都市に数えられる)

そのため「田舎の一軒家の値段」と言われても、どこを田舎と考えているかで金額は大きく変わります。

例えば東京や神奈川を田舎と言う人は少ないでしょうが、東京だと奥多摩、神奈川だと箱根辺りの地域は田舎と感じる人も少なくありません。東京でも23区内と奥多摩では一軒家の値段は大きく違うため、一概に「田舎の一軒家の平均値段はいくら」とは言えないのです。

しかしそんなことを言っても始まらないので、田舎の一軒家の平均値段を2000万円から3500万円とした根拠を説明します。

住宅金融支援機構の「フラット35」利用者を対象にした2023年度の調査によると、家を新築・購入した費用の全国平均は約3900万円となっています。

大まかな経済圏ごとの平均も出ており、首都圏は約4400万円、近畿圏は約4000万円、東海圏は約3600万円、それ他地域は約3500万円です。

首都圏や近畿圏、東海圏の中にも田舎と言われる地域はありますし、その他地域でも大都市部はあります。

しかし一般的には、東京や大阪、横浜、名古屋といった大都市部が無い地域が田舎と言われます。ですからフラット35利用者の調査では、「その他地域」が田舎に該当するわけです。

また別の調査の都道府県別の一軒家平均価格のデータによると、最下位は群馬県の約2000万円となっています。群馬県が田舎かどうかは別として、田舎と言われる地域の方が土地の値段や物価、人件費は安いです。

都道府県別の一軒家平均価格とフラット35利用者の調査から、田舎の一軒家の平均値段を2000万円から3500万円としたわけです。

1000万円台で一軒家を建てることも可能

田舎の一軒家の平均値段を一応2000万円から3500万円としましたが、1000万円台で一軒家を建てることも可能です。

全国に1000を優に超える数の住宅メーカーや工務店があり、中には「ローコスト住宅メーカー」と言われる会社もあります。

TVCMで見かけるような大手住宅メーカーの場合、家を新築する際の坪単価が100万円を超えることも珍しくありません。しかしローコスト住宅メーカーであれば、家を新築する際の坪単価が40~50万円ということもあるのです。

先のフラット35利用者の調査によると、2023年度に取得した住宅の平均面積は約102㎡、坪数にすると約30坪です。

30坪の一軒家を大手メーカーで建てると3000万円ぐらいかかりますが、ローコスト住宅メーカーなら1500万円ぐらいで建てられます。中には、1000万円以下で25~30坪程度の新築住宅を提供している住宅メーカーもあります。

田舎と言われる地域でなくても、住宅メーカー次第では1000万円台で一軒家を建てることも可能なのです。

土地を取得する場合は別途土地代が必要

相続などで田舎に土地を持っているならともかく、新たに土地を取得する場合は別途土地の取得費用もかかります。

2024年の基準地価によると、全国の土地の坪単価平均は約56万円となっています。

仮に30坪の家を田舎に建てるとした場合、少なくとも50坪の広さの土地が必要です。

いわゆる田舎と言われる地域に行くと、土地とほぼ同じ面積で建てられていて隣の家との隙間がほとんど無い一軒家を見かけることがあります。東京や大阪などの大都市部でも下町と言われるエリアに行くと、そういった一軒家が残っていたりします。

土地とほぼ同じ面積で建てられている一軒家は、現行の建築基準法が制定される以前に建てられたものです。現行の建築基準法では、土地の面積に対する建物の面積の割合である「建ぺい率」が定められています。

一般的な住宅地の建ぺい率は最大60%ですから、30坪の一軒家を建てるには50坪以上の土地が必要なのです。土地の坪単価の全国平均で計算すると、50坪の土地を購入するには2800万円ほどかかります。

仮に一軒家が1000万円台で建てられたとしても、土地代を含めると4000万円前後かかることになります。

田舎なら50坪の土地が数百万円で買える

田舎と言われる地域であれば、50坪の広さの土地を数百万円で購入することも可能です。

都道府県別の基準地価によると、全国で一番土地が安いのは秋田県で坪単価は約5.4万円です。坪単価5.4万円で50坪だと約270万円ですから、建設費用と合わせても1000万円台で一軒家が建てられることになります。

市区町村別の基準地価によると、面積の広い北海道には坪単価が1万円どころか5,000円を切る地域もあります。坪単価5,000円だと50坪でも25万円ですから、土地・建物合わせて1000万円台で手に入れることは難しくありません。

東京でも奥多摩町だと坪単価約9.5万円、西多摩地区の檜原村だと坪単価約6.4万円となっています。奥多摩町でも50坪が500万円ぐらいで買えますから、東京都内でも1000万円台で一軒家を建てることは無理ではありません。

田舎の一軒家を手に入れるメリット

田舎の一軒家を建てたり購入したりするのには、どういったメリットがあるのでしょうか?

生活費が安い

田舎の一軒家で生活する最大のメリットは「生活費が安い」ことです。

一軒家を建てるのに、大都市部では土地代を合わせると1億円近くかかることもありますが、田舎だと土地代合わせても1000万円台で収められます。

田園風景が広がる地域であれば農産物を作っているところが多く、直売所でスーパーなどよりも安く食材が手に入ります。農産物を作っている人と仲良くなれば、お裾分けの形で農産物をタダで頂けることもあるのです。

水源に近い地域だと水道代も安く、使用量によっては月の水道代が1,000円台という地域もあります。

また田舎の一軒家で生活するには車が必須ですが、大都市部と違って駐車場代はほとんどかかりません。一軒家の敷地内に駐車場を作れば無料ですし、敷地内に作らない場合でも月数千円で駐車場が借りられます。

細かく見ると都市部よりお金のかかる部分もありますが、トータルでは田舎の方が都市部より生活費が安くなるケースが多いです。

子育てがしやすい

子供が居る家庭にとっては、田舎の一軒家での生活は「子育てがしやすい」ことも大きなメリットとなります。

日本では少子化が進んでいるにも関わらず、保育所や保育園に入れない「待機児童」の問題がなかなか解消されません。こども家庭庁のデータによると、2023年4月1日時点で東京・神奈川・千葉・埼玉の4都県で待機児童が合計約1000人となっています。

ところが田舎と言われる地域に行くと待機児童がゼロで、複数の保育所や保育園から預け先を選べることもあるのです。また田舎は住民同士の繋がりが強く、両親が不在の時は近所の人が子供の面倒を見てくれたりします。

都市部では公園でボール遊びができなくなっていたりしますが、田舎だとボール遊びどころかキャンプや川遊びも自由にできます。わざわざ休日に家族で出かけなくても、近所で自然に触れる体験を子供にさせてあげられるのです。

移動で混雑に巻き込まれない

田舎だと移動する際に混雑に巻き込まれることがほとんどありません。

都市部だと、電車やバスなどの公共交通機関は混雑していますし、車で出かけるにも道路が混雑しています。田舎は公共交通機関の数こそ少ないもののほとんど混雑していませんから、通勤や通学時でもラッシュになることがありません。

車が必須の生活ではありますが、それほど台数が多いわけではないので、道路もそれほど混雑しません。出かける際にラッシュや渋滞に巻き込まれてストレスを感じる、といったことが田舎ではほとんど無いのです。

田舎の一軒家での生活のデメリット

田舎の一軒家での生活はメリットばかりではなく、デメリットもあります。

住民同士の繋がりが強すぎる

田舎の一軒家での生活の大きなデメリットと言えるのが、「住民同士の繋がりが強すぎる」ことです。生まれた時から田舎で生活していると気になりませんが、都市部から田舎に移住すると住民同士の繋がりの強さに注意しないといけません。

お祭りなどの地域活動への参加は「必須」で、仕事などを理由に参加しないことは許されません。また農産物を分けてもらったり、子供の面倒を見てもらったりした場合には「お返し」が必要です。

農産物を作っておらず返せるものが無い場合は、スーパーやデパートなどで買ってでもお返しをしないといけません。お返しをしなくても直接何か言われることは無いですが、お裾分けが貰えなくなったり子供の面倒を見てもらえなくなったりします。

田舎は住民同士の距離が近いので、都市部での生活に慣れていると人間関係に疲れてしまうこともあります。

生活に必要な施設が近所に無い

田畑や山林しかないような田舎には、スーパーやコンビニ、病院など生活に必要な施設がほとんどありません。最寄りのスーパーや病院まで車で1時間以上かかる地域もあります。

都市部だと、夜中に日用品や食品で買い忘れたものを思い出しても、深夜まで営業しているスーパーやコンビニがあるので問題ありません。またあらゆる診療科のクリニックが街中の至る所にあるので、体調を崩しても大事になる心配は少ないです。

ところが田舎だと近所に必要な施設がありませんから、買い忘れがあると翌日まで買いに行けませんし、体調を崩してもすぐに病院で診てもらえません。救急車も到着するまでに数十分かかることもあるので、ちょっと体調を崩しただけなのに大事になってしまう恐れもあります。

子供が小さい時や自分が高齢者になった時のことを考えると、生活に必要な施設が近所に無いのはかなり不便に感じます。

田舎の一軒家の平均値段を知りたいなら

田舎の一軒家の平均値段をもっと詳しく知りたいなら、「タウンライフ家づくり」を利用しましょう。

タウンライフ家づくりは住宅メーカーの比較サービスで、全国1100社以上の住宅メーカーが比較できます。使い方は簡単で、希望の階数と間取り、家族の人数、予算を選択肢から選ぶだけです。

後はタウンライフ家づくりが、1100社以上の中から条件に合った住宅メーカーをピックアップしてくれます。ピックアップした住宅メーカーには、一括で見積もりと間取りプランの作成が依頼できます。

資金計画や土地探しの相談もできますから、田舎の一軒家をできるだけ安く手に入れる方法も教えてもらえるかもしれません。

複数の住宅メーカーに一括で見積もりを出してもらうことで、田舎の一軒家を建てるのにかかる費用の相場が分かります。

タウンライフ家づくりは無料

タウンライフ家づくりの利用は無料です。

1100社以上の中から住宅メーカーをピックアップするのにも、一括で見積もりと間取りプランを作ってもらうのにもお金はかかりません。資金計画や土地探しの相談も無料で、住宅メーカーと一軒家建設の契約を結ぶまでは一切費用がかからないのです。

タウンライフ家づくりを利用したからと言って、住宅メーカーと必ず契約しないといけないことはありません。利用した途端に、たくさんの住宅メーカーから営業電話がかかってきたり、営業メールが送られてきたりといったことも無いです。

見積もりを取ったけど契約しない住宅メーカーには、タウンライフ家づくりが代わりに断りの連絡を入れてくれます。

後で「利用しなきゃ良かった」となることは、タウンライフ家づくりではありません。

具体的に田舎の一軒家建設を考えておらず、単に田舎の一軒家の平均値段が知りたいだけでもOKです。無料でとにかく簡単に使えますから、気軽にタウンライフ家づくりを利用してみてください。

まとめ

田舎の一軒家の平均値段は2000万円から3500万円といったところです。

ただ住宅メーカーによっては1000万円台で一軒家を建てることも可能ですし、地域によっては安く土地を取得することもできます。土地の取得費用と一軒家の建設費を合わせても1000万円台で収めることも不可能ではありません。

田舎の一軒家の平均値段についてより詳しく知りたい場合は、「タウンライフ家づくり」を使用してみてください。

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この記事を書いた人

家づくりアドバイザー | 「悩まない家づくり」運営者

こんにちは!「後悔しない家づくり」を訪れていただきありがとうございます。
私は、家づくりの悩みや不安に寄り添い、皆さんが心から満足できる家を手に入れるお手伝いをすることを目指して記事を書いています。

家づくりは人生の一大イベントであり、同時に大きな決断の連続です。
家族のライフスタイルや将来の夢、予算などを考えると、迷いや疑問がつきものですよね。

私自身も家づくりの経験を通じて、多くの学びと気づきを得ました。その経験を生かして、皆さんが「もっと早く知っておけば良かった!」と思うような情報をわかりやすくお届けしたいと思っています。

記事では、家づくりの基本から最新のトレンド、専門家の視点まで幅広くカバー。どんな小さな疑問でも解決できるよう、丁寧にわかりやすくお伝えします。あなたの夢の住まいが、後悔のないものとなるよう、ぜひこのサイトを活用してくださいね!

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