物価の高騰に賃金の上昇が追い付いていない現状では、特に首都圏でマイホームを建てることが難しくなっています。神奈川県で2LDKの平屋物件を格安で手に入れられるのか、入れられるとしたらどのくらいの価格なのでしょうか?
神奈川県の2LDK平屋の格安物件
神奈川県と言っても海側と山側では地価が違いますから、2LDK平屋がいくらで手に入るとは言いにくいです。また物件価格は坪数によって変わることも多く、一部屋一部屋が広い2LDKとコンパクトな2LDKでは価格は全く違います。
「神奈川県」「2LDK平屋」というキーワードだけでは価格相場を調べようがありませんが、一応条件に合った格安物件を探してみました。
中古物件なら1000万円以下で購入可能
中古物件であれば、首都圏である神奈川県でも2LDK平屋が1000万円以下の価格で購入可能です。
横須賀市の追浜駅から徒歩12分のところにある中古の2LDK平屋の価格は約500万円となっています。土地の面積は約200㎡(約60坪)で、建物の面積は約52㎡(約17坪)です。
築年数が50年近くですが、リフォーム済みなので室内はそれほど古い感じはしません。接道の道幅が狭いため建物の目の前まで車で入ってくることはできず、近所にコンビニやスーパーといった商業施設もないので少し不便です。
しかし追浜駅周辺には商業施設も病院もありますし、学校や保育園、幼稚園も比較的近いので生活に困ることは無さそうです。
箱根まで行くと広めの2LDK平屋が1000万円で購入できます。
1軒は箱根登山ケーブルの上強羅駅から徒歩29分にある物件で、土地面積は約750㎡(約226坪)で、建物面積は約117㎡(約35坪)です。築年数が50年を超えている割にはキレイに見えますが、所々痛んでいる箇所も見受けられるのでリフォームした方が良いかもしれません。
箱根ということもあって温泉の引き込みが可能ですが、半径2km以内にスーパーもドラッグストアも無く、最寄りのコンビニまでも徒歩で数十分かかります。
生活するのはかなり不便ではあるものの、まとまった休みにゆったりと非日常を味わう別荘として利用するのに向いています。
もう1軒は箱根登山ケーブルの小涌谷駅から徒歩43分の物件で、最寄り駅以外の条件は先の上強羅の物件とほぼ同じです。
都市部だと中古物件でも2000万円超
1000万円以下で買えるのはいずれも山の中にある物件で、神奈川県の都市部となると格安中古物件でも2000万円を超えるケースがほとんどです。
秦野市の小田急小田原線東海大学前駅から徒歩8分の中古物件が約1500万円となっています。2025年2月時点で築年数は10年に満たず、バリアフリーでシステムキッチンや食洗器、エアコンなど必要な設備は完備されています。
土地面積は約120㎡(約36坪)、建物面積は約63㎡(約19坪)ですから箱根の物件に比べるとコンパクトです。小中学校や幼稚園は近くにあるものの、スーパーやコンビニ、病院は駅前まで行かないと無いので少し不便に感じるかもしれません。
横浜市内となると中古物件でも2000万円を軽く超えてきます。鶴見区のJR京浜東北線鶴見駅からバスで15分のところにある、2LDKの物件の価格は約2700万円です。
駅からは少し離れていますが、徒歩1分のところにバス停があるので交通の便はそれほど悪くありません。土地面積は約236㎡(約71坪)、建物面積は約53㎡(約16坪)でやはり箱根の物件に比べるとコンパクトです。
横浜市内だけあってスーパーやコンビニ、ドラッグストア、ホームセンターが揃っており、小中学校や病院も比較的近いので生活しやすい環境です。
神奈川県で2LDK平屋を建てるにはいくらかかる?
中古の格安物件なら神奈川県内でも2LDK平屋で1000万円台で購入できます。では神奈川県内で2LDK平屋を新築するには、どのくらいの費用がかかるのでしょうか?
住宅金融支援機構がフラット35利用者を対象に行った2023年度の調査によると、神奈川県を含む首都圏の住宅建設費の平均が約4190万円となっています。
建物面積の平均が約120㎡ですから、坪単価にすると約115万円となります。2LDK平屋だと25~35坪ぐらいが一般的となっているので、神奈川県内で2LDK平屋を新築するには2800~4000万円ぐらいはかかることになるのです。
全国平均だと、住宅建設費が約3860万円で面積はほぼ同じ、坪単価は107万円です。神奈川県を含む首都圏で2LDK平屋を新築するには、首都圏以外の地域よりも費用が嵩みます。
平屋のみを対象にした調査がありませんし、住宅金融支援機構の調査も平屋と2階建て以上の区別はされていません。ただ平屋でも2階建てでも建設費用はそれほど大きく変わらず、むしろ平屋の方が建設費が嵩むとされています。
フラット35利用者を対象にした調査を元に算出した2800~4000万円という金額は、あながち実態と大きく離れているとも言えないのです。
土地代は別途必要
2LDK平屋を建てるのに土地も購入する場合には、平屋の建設費とは別に土地の取得費用も必要となります。
神奈川県の2024年の基準地価は約107万円/坪です。25~35坪の平屋を建てるには、42~59坪の広さの土地が必要です。
建築基準法で、土地の面積に対する建物の面積の割合である建ぺい率が定められています。
現行建築基準法の施工前(戦前)なら、土地と同じ面積の建物を建てることができました。しかし現在は一般的な住宅地の建ぺい率は60%が上限となっているので、25~35坪の平屋を建ぺい率60%以下に収めるには42~59坪の土地が必要なのです。
神奈川県の基準地価を元に42~59坪の土地の取得費用を計算すると、4500~6300万円は必要です。標準的な広さの2LDK平屋の建設費が2800~4000万円ですから、土地代を併せると7000万円から1億円ぐらいかかることになります。
神奈川県内でも土地が安く買える地域はある
神奈川県全体の基準地価は約107万円/坪ですが、神奈川県内には全体の基準地価よりも安く土地が買える地域もあります。
市区町村別の基準地価を見ると、神奈川県では横浜市や川崎市が平均を押し上げているだけで、それ以外の地域は比較的土地が安く買えます。
藤沢市や茅ケ崎市なら坪単価80万円台ですし、相模原市・海老名市・平塚市まで行くと坪単価50万円台まで下がります。さらに小田原市や横須賀市だと坪単価43万円台ですから、42~59坪だと1800~2500万円で購入可能です。
横浜市内でも戸塚区や緑区、保土ヶ谷区だと坪単価が100万円を切りますし、旭区や金沢区辺りだと坪単価70万円台です。ちなみに、先に紹介した格安物件がある秦野市や箱根地域は坪単価30万円台となっています。
神奈川県と言えば横浜や川崎のイメージが強いですが、横浜と川崎を外せば土地の価格は比較的安くなります。
神奈川県内で2LDK平屋を格安で建てるには
神奈川県内で2LDK平屋を建てるのに土地代を含めて1億円近くかかるとなると、一般的な年収のビジネスパーソンにはなかなか手が届きません。では、神奈川県内で2LDK平屋を格安で建てるにはどうすれば良いのでしょうか?
外観をシンプルに
神奈川県内や2LDKといった間取りに関わらず、平屋を少しでも安く建てるには「外観をシンプル」にするのは必須です。
コの字型やL字型、中庭があるロの字型など凹凸のある外観にすると、施工に手間がかかります。建材も凹凸に合わせて加工しなければならず、価格の安い規格品を使いにくいです。デザインや設計にも費用がかかりますから、結果的に建設費が嵩んでしまいます。
長方形や正方形といったシンプルな外観だと、デザインや設計には費用がほとんどかからず、施工も比較的簡単です。建材も安い規格品を多く使えるので、全体的な建設費を抑えることに繋がります。
見えないところのグレードを下げる
「設備のグレードを下げる」と住宅の建設費が抑えられます。ただ、住宅が周辺の建物に比べて安っぽく見えてしまう恐れがあるので、全てのグレードを下げることはおすすめできません。
実際に全てのグレードを下げたことでマイホームが安っぽく見えてしまい、親戚や友人を招きにくいと後悔しているケースもあります。
建設費を抑えながらも安っぽく見えないようにするには、「見える部分のグレードは下げずに、見えない部分のグレードを下げる」ことです。
具体的には、外壁や玄関などの外構部分といった外からでも見える部分、リビングやトイレなど家に来た人が目にする部分のグレードは標準以上にします。浴室やキッチン、寝室といった外からも家に来た人からも見えない部分は、少しグレードを下げるのです。
他人から見える部分のグレードを下げないことで安っぽく見えず、他人から見えない部分のグレードを下げることで費用が抑えられます。
規格住宅にする
外観をシンプルにするより設備のグレードを下げるより効果的なのは、「規格住宅」を選ぶことです。
規格住宅は、住宅メーカーが決めた規格で建てる住宅です。いくつか選択肢はあるものの自由度はほとんどありませんが、その代わりに建設費が大幅に抑えられます。
あらかじめ規格が決まっているのでデザインや設計に費用がかからず、建材や設備も一括で安く調達できます。フルオーダーの注文住宅に比べると施工にも手間がかかりませんから、建設費が大幅に抑えられるのです。
ローコスト住宅メーカーの規格住宅だと、坪単価40~50万円で建てることもできます。一般的な広さである25~35坪の2LDK平屋なら、神奈川県内でも1000万円台で建てることも可能です。
神奈川県内に格安で2LDK平屋を建ててくれる住宅メーカーを探す
神奈川県内に格安で2LDK平屋を建ててくれる住宅メーカーを探す際には、「タウンライフ家づくり」を利用してください。
住宅メーカーの公式サイトを1つずつチェックしたり、まとめサイトや比較サイトをチェックしていては、自分に合った住宅メーカーを見つけるのは大変です。
タウンライフ家づくりだと、TVCMでも見る超大手メーカーから地域密着の中小メーカーまで全国1100社以上から自分に合ったメーカーが探せます。
使い方は簡単で、希望の階数と間取り、家族の人数、予算を選択肢から選ぶだけです。後はタウンライフ家づくりが条件に合った住宅メーカーを、1100社の中からピックアップしてくれます。
ピックアップされたメーカーには、見積もりや間取りプランの作成を一括で依頼することもできます。さらに資金計画や土地探しの相談に乗ってもらえるので、家づくり計画を一から立てることができるのです。
タウンライフ家づくりの利用に料金はかからない
タウンライフ家づくりは無料で利用できます。
条件に合った住宅メーカーをピックアップのはもちろん、一括で見積もりや間取りプランの作成を依頼するのも無料です。資金計画や土地探しの相談も無料で、タウンライフ家づくりの利用には一切お金がかかりません。
ただ、完全無料だとそれはそれで「何か怪しい」と思ってしまうものです。
無料と言いながら利用したら住宅メーカーとの契約を強要される、といった悪徳サイトのようなことはタウンライフ家づくりでは一切ありません。見積もりや間取りプランの作成してもらっても、資金計画や土地探しの相談に乗ってもらっても、住宅メーカーと契約する必要は無いです。
ですから、単純に「神奈川県内で2LDK平屋を建てるのにどのぐらいの費用がかかるか知りたい」といった使い方もできます。
見積もりを作ってもらって相談にも乗ってもらったのに契約しないとは言いにくい、という場合はタウンライフ家づくりが代わりに断ってくれます。
タウンライフ家づくりは完全無料で利用できますが、面倒なことや煩わしいことは一切ありません。神奈川県内にも2LDK平屋にも関わらず、家づくりで分からないこと不安なことがあれば気軽にタウンライフ家づくりを利用してみてください。
まとめ
首都圏である神奈川県でも、中古であれば格安で購入できる2LDK平屋物件があります。ただ都市部だと中古物件でも格安とはなりませんから、2LDK平屋を新築する方が費用が抑えられるかもしれません。
神奈川県内で格安は言わないまでも安く2LDK平屋を建ててくれる住宅メーカーを探す際は、タウンライフ家づくりを利用しましょう。