家づくりや住宅メーカー探しのために、「モデルハウス」を見学するケースも多いはずです。モデルハウスを購入すると展示されている家具などがもらえる、と言われることがありますが本当なのでしょうか
そもそもモデルハウスは購入できる?
「モデルハウス」は、これから家を建てよう購入しようと考えている人にマイホームでの生活をよりリアルに実感してもらうための展示用物件です。
実際に家を建てる購入する際に自社を選んでもらうために、住宅メーカーや工務店は最新の設備やデザインを取り入れてモデルハウスを作ります。
ただ、ファッションほど早くはないものの住宅のデザインにも流行り廃りがありますし、家具や水回りの設備は毎年のように新製品が発売されます。
建てた時点では最新でも1~2年経過すれば最新ではなくなるので、モデルハウスは建ててから一定期間が経過すると売りに出されるのです。
住宅街の分譲地の一画に建てられたモデルハウスは、そのまま建売住宅として販売されます。住宅展示場に建てられているモデルハウスは、一度解体して別の土地に再度建設し直して販売するケースがあります。
ただしモデルハウスはあくまで展示用ですから、一定期間が経過すると解体して「お役御免」となり販売されないケースも少なくありません。
モデルハウスを購入すると家具はもらえる?
マイホームでの生活を来場者によりリアルに実感してもらうために、モデルハウスには家具やインテリア小物が備え付けされています。
モデルハウスを建売住宅として購入した場合に、備え付けの家具やインテリア小物がもらえるかどうかはケースバイケースです。備え付けの家具やインテリア小物をモデルハウス購入とともにもらえることもあれば、もらえないこともあります。
基本的に備え付けられる家具やインテリア小物には、モデルハウスの外観や内装など全体的な雰囲気に馴染むものが選ばれています。
家具やインテリア小物が変わると見学した時と雰囲気が変わってしまうこともあるため、家具やインテリア小物を付けてモデルハウスを販売するケースが多いです。
ただ住宅メーカーや工務店によっては、モデルハウスを家具やインテリア小物付きで販売しないケースもあります。
より良い雰囲気を演出するために、高級ブランドの家具やインテリア小物がモデルハウスに備え付けられていることもあるのです。家具やインテリア小物だけで総額1000万円以上となることもあります。
モデルハウスの販売価格に家具やインテリア小物の価格を上乗せするのが難しい場合は、モデルハウスを購入しても家具やインテリア小物はもらえません。
モデルハウスに備え付けていた家具やインテリア小物は中古扱いになってしまいますし、次に建てるモデルハウスに使いまわすことも難しいです。
モデルハウス購入者に譲渡されない家具やインテリア小物は、リサイクル業者に引き取ってもらうことになります。
実際にモデルハウスやマンションなどのモデルルームの家具やインテリア小物を専門的に買い取り販売しているリサイクル業者もあります。
展示品であることを気にしないのであれば、こうしたリサイクル業者を利用することで高級ブランドの家具やインテリア小物を安く手に入れることが可能です。
住宅街の一角に建てられたモデルハウスは備え付けの家具などがもらえることが多く、住宅展示場のモデルハウスはもらえないことが多いといったこともありません。
モデルハウスの購入を検討している場合は、見学に行った際に家具やインテリア小物がモデルハウスを購入するともらえるか確認しておくと良いでしょう。
家具付きモデルハウスを購入するメリット
備え付けの家具がもらえるモデルハウスを購入するのには、家具が貰えること以外にもいくつかメリットがあります。細かいメリットまで紹介しているとキリがないので、中でも特に大きなメリットを紹介ます。
価格がリーズナブル
家具がもらえるもらえないに関わらず、モデルハウスは「リーズナブルな価格」で購入可能です。
まだ誰も生活をしたことが無い住宅ではあるものの、展示物として多くの人がモデルハウスに出入りしています。完成してから一定程度期間も経過していますし、住宅メーカーもモデルハウスを完全な新築物件として販売しにくいです。
そのため同じ延べ床面積、同じ間取りの新築物件よりも、モデルハウスは安い価格で買えるケースが多くなっています。新築物件より安い価格になっていなくても、モデルハウスだと価格交渉に応じてもらえる可能性が高いです。
価格を安く設定している上に価格交渉に応じてくれることもありますから、モデルハウスなら住宅の購入費用が抑えられます。
理想的なデザイン
モデルハウスは住宅メーカーがセンスや技術をアピールするためのものですから、万人受けする「理想的なデザイン」となっていることが多いです。
一流のデザイナーや設計士が関わっていることもあり、モデルハウスの様な注文住宅を建てるにはデザイン料や設計料が別途かかってしまいます。モデルハウスの販売価格にはデザイン料や設計料は含まれているので、デザインの割にはリーズナブルな価格で購入できるのです。
備え付けの家具や設備のグレードが高い
モデルハウスに備え付けられている家具や設備は、標準よりも高いグレードの物が使われていることが多くなっています。
先のデザインと同じで、見学者の購買意欲を高めるためにアピールしないといけませんから、高グレードの家具や設備で高級感を演出しているのです。
高級ブランドの家具や最高グレードの設備が備え付けられていると、家具と設備だけで1000万円以上となることもあります。注文住宅で同じものを揃えようと思ったら費用が1000万円以上余計にかかるところ、モデルハウスならリーズナブルな価格で手に入れられます。
家具や設備は使い勝手だけでなく見た目も重視して選ばれているので、おしゃれでセンスの良い住宅となるのです。家具やインテリアを選ぶセンスが無いと自分で思っている人には、家具付きのモデルハウスはおすすめです。
即入居も可能
「即入居が可能」であることも、家具付きのモデルハウスを購入する大きなメリットとなります。
注文住宅だと、具体的な家づくり計画を立ててから住宅が完成して入居するまでに年単位の時間がかかることもあります。ところが家具付きモデルハウスであれば、売買契約が完了するとすぐにでも入居可能です。
登記などの手続きが必要なので、契約したその日に入居することはさすがにできないかもしれません。しかし注文住宅に比べれば入居までの期間がはるかに短いですから、できるだけ早く新居が欲しいと考えている人にはおすすめです。
その上、家具付きだと家具やインテリア小物を揃える手間が省けますから、引っ越し作業も手間が省けます。
家具付きモデルハウスを購入するデメリット
家具付きモデルハウスの購入には、メリットもあればデメリットも当然あります。それほど気にしなくて良いデメリットもあれば、決して無視できないデメリットもあるので注意が必要です。
気に入ったモデルハウスが必ず買えるとは限らない
見学して気に入ったモデルハウスを「買いたい」と思っても、購入できないケースもあります。
モデルハウスを販売していないこともありますが、それ以上にあなたが気に入ったモデルハウスを買いたいと思っている人は他にも居るからです。
数十組、数百組の見学者がモデルハウスを見学しますから、同じモデルハウスを気に入る見学者が複数居てもおかしくありません。
人気のあるモデルハウスは抽選販売となるケースもありますし、迷っている内に他の人に先に購入されてしまうこともあります。
購入した時点で使用感がある
中古住宅ではありませんが、購入した時点で既に「使用感」があるのもモデルハウスのデメリットです。
実際に生活はしていませんが、「生活したらどうなるか」を実感するためにモデルハウスには多数の人が出入りします。家具や設備も実際に触ったり使ったりしていますから、中古住宅でもないのに使用感が出てしまうのです。
シミや傷が付いていることもありますし、中古でもないのに使用感があるのはイヤと言うならモデルハウスは購入しない方が良いでしょう。
家具や設備が好みに合わない
備え付けられている家具や設備が自分の好みに合うとは限らないことも、モデルハウスを購入するデメリットです。
注文住宅だと、家具や設備は自分の好みにあるものを過不足なく揃えられます。ところが家具付きモデルハウスだと、「このキャビネットは良いけど、こっちのワードローブは気に入らない」などといったことがあります。
必要性が低いであろう設備が付いていることもあり、その分が販売価格に含まれていると考えるとちょっと損した気分になります。
気に入らない家具や設備を入れ替えるには別途費用がかかりますし、必要な家具・設備だけ付けてもらうといったことは基本的にできません。
好みに合わない家具や設備があると、「気に入らない」「無駄」と思いながら生活しなければならないことになります。
立地や間取りを変更できない
モデルハウスは基本的に「間取り」の変更はできず、住宅地の一角に建てられている場合は「立地」の変更も無理です。
駅近で学校や商業施設も近くにあって立地は最高なのに、間取りが気に入らないといったことがあります。反対に間取りは好みにバッチリ合っていて文句ないのに、駅が遠くて車が無いと生活しにくいなど立地がイマイチというケースもあります。
立地や間取りを妥協してモデルハウスを購入すると、実際に生活し始めてから「やっぱり不便」と後悔することになるかもしれません。
立地も間取りもバッチリ好みに合うモデルハウスが見つからない場合は、注文住宅を選択すると良いでしょう。
モデルハウスを効率よく探すなら
購入したいと思うようなら家具付きモデルハウスを効率よく探すのであれば、「タウンライフ家づくり」を使用してみてください。
タウンライフ家づくりは住宅メーカーの比較サービスで、モデルハウスの検索や予約ができるサービスではありません。
しかしモデルハウスを提供しているのは住宅メーカーですから、タウンライフ家づくりで住宅メーカーを探すことでモデルハウスも効率的に探せるのです。
希望の階数や間取り、家族の人数、予算を選択肢から選ぶと、条件に合った住宅メーカーをピックアップしてくれます。ピックアップされたメーカーに一括で、見積もりや間取りプランの作成を依頼できます。
予算内で理想的な間取りの住宅を建てられる住宅メーカーは、購入したいと思わせるモデルハウスを作っているはずです。闇雲にモデルハウスを見学するよりも、好みに合う住宅を建てる住宅メーカーのモデルハウスに絞って見学する方が効率的です。
タウンライフ家づくりでモデルハウスそのものは探せませんが、自分の好みに合うモデルハウスを建てる住宅メーカーは探せます。
タウンライフ家づくりは完全無料
タウンライフ家づくりの利用は完全無料です。条件に合った住宅メーカーをピックアップするのも無料、見積もりや間取りプランの作成にもお金はかかりません。
見積もり作成を依頼した住宅メーカーと契約しないといけないことはありませんし、暗に契約を強要されることも無いです。複数の住宅メーカーから営業電話がひっきりなしにかかってきたり、営業メールが大量に送られてくることもありません。
「見積もりを取ったら断りにくい」という場合は、タウンライフ家づくりがユーザーに代わって住宅メーカーに断りの連絡を入れてくれます。
無料な上に利用しても後で面倒なことや煩わしいことになることもありませんから、気軽に利用できます。
「まだ家を建てようとは思っていないけど、家を建てるにはどのくらい費用がかかるか知りたい」といった理由でも全然構いません。
モデルハウス探しも含めて家づくりで分からないこと不安なことは、タウンライフ家づくりが解決してくれます。
まとめ
モデルハウスは展示が始まってから一定期間が経過すると、建売住宅として販売されるケースがあります。
備え付けられている家具やインテリア小物がそのままもらえることもあり、注文住宅を新築するよりもリーズナブルな価格で住宅が手に入れらえるのです。
ただ家具やインテリア小物は必ずもらえるわけではなく、住宅メーカーによっては家具やインテリア小物は処分してモデルハウスのみ販売することもあります。
リーズナブルな価格で購入できるなどメリットも多いモデルハウスですが、購入できないことがあったり使用感があったりなどデメリットも少なからずあります。
タウンライフ家づくりで好みに合ったモデルハウスを建てる住宅メーカーを探すとともに、理想の注文住宅建設も検討してください。