何かと物価が上がっている昨今、比較的低いコストで建てられる「ローコスト住宅」が注目を集めています。
ただ「ローコスト住宅は恥ずかしい」という意見もあり、実際にローコスト住宅を選択するのを躊躇うケースが多いのも事実です。
「ローコスト住宅は恥ずかしい」と言われる理由
大手を含めた多くのハウスメーカーがローコスト住宅を手掛けており、中にはローコスト住宅を専門的に扱っているメーカーもあります。
実際にたくさんのローコスト住宅が建てられているにも関わらず、「ローコスト住宅は恥ずかしい」という意見があるのはなぜなのでしょうか?
ローコスト住宅は恥ずかしいと言われる最大の理由は、「ローコスト住宅の意味を理解していない」ことです。ローコスト住宅は「安かろう悪かろう」で、建材は粗悪で施工も手抜き、一見してローコスト住宅だと分かる安っぽさがあると思われている節があります。
ローコスト住宅が安かろう悪かろうというのは完全な誤解で、ローコスト住宅の意味を理解していないからこういう誤解が生まれるのです。
建材に関しては、ローコスト住宅でも一般的な建売・注文住宅でも大きな違いはありません。
また建築基準法や住宅瑕疵担保履行法といった住宅の施工に関する法律があるため、住宅を建てるのに手抜きはできません。
大手ハウスメーカーもローコスト住宅を手掛けており、実際にたくさんのローコスト住宅が建てられています。
比較的新しい家が多い住宅街を歩いていて、「あの家はローコスト住宅だな」と気付くことがあるでしょうか?住宅関係の仕事をしている人なら気付くかもしれませんが、普通は一見してローコスト住宅だと気付くことはほとんどありません。
「安っぽくていかにもローコスト住宅だから恥ずかしい」というのは、ローコスト住宅に対する理解不足による完全な誤解なのです。
ローコストで住宅を建てられる理由
建材が粗悪でも手抜き施工でもないのにローコストで住宅が建てられるには、いくつかの理由があります。
その多くがハウスメーカーの努力によるものであり、「安くて良いものを提供したい」という気持ちの表れです。
効率化
ローコスト住宅を手掛けているハウスメーカーは、あらゆる面で徹底的に「効率化」を図っています。
まず営業面ですが、効果的なホームページを作るなどして営業にかかわる経費を抑えています。
ハウスメーカーの営業は、かつては住宅街を一軒一軒訪ね歩いて、建て替えやリフォームを勧めていました。他にも一軒一軒にチラシを投函したり、ダイレクトメールを送ったりといった方法で集客に繋げていたのです。
しかし一軒一軒訪ね歩くには全国に何百人何千人という営業マンが必要ですし、チラシやダイレクトメールを作るのにもお金がかかります。
ローコスト住宅を手掛けるハウスメーカーの多くは、集客効果の高いホームページを作ることで営業にかかる経費を抑えています。
集客効果の高いホームページを作るのにお金がかかりますが、たくさんの営業マンを雇うよりははるかに安いです。ホームページは情報を更新するだけで良く、チラシやダイレクトメールのように1回1回作り直す必要がありません。
施工面に関しても、近いエリアで集中して住宅を建てるようにしています。複数の住宅を同時に建てることで、建材の調達費や運搬費を節約しているのです。
色々な面で経費を抑えることが住宅の建築費用を抑えることに繋がり、ローコスト住宅が建てられています。
建材や設備を限定する
ローコスト住宅が安く建てられるもう1つの理由は、「建材や設備を限定している」ことです。
スーパーマーケットなどで、1つだけ買うよりも2つ3つとまとめて買った方が1つ当たりの単価が安くなることがあります。いわゆる「ボリュームディスカウント」というもので、住宅の建材や設備も1つずつ仕入れるよりまとめて仕入れた方が単価が安くなるのです。
仮に注文住宅だと建材・設備ともに10種類から選べるとすると、ローコスト住宅では2~3種類の建材・設備から選ばないといけません。施主からすると選べる種類が限られるものの、その分単価が安くなるので住宅の建築費用も抑えられるというわけです。
まとめ仕入れることで単価を抑えているので、建材や設備のグレードが建売住宅や注文住宅より大幅に落ちるといったことはありません。
ローコスト住宅は寿命が短い?
ローコスト住宅は一般的な建売住宅や注文住宅よりも寿命が短いので長く住み続けられない、と言われることがあります。これも完全な誤解であり、ローコスト住宅だからと言って寿命が短いことは無いです。
法定耐用年数や期待耐用年数は一般的な建売・注文住宅と同じで、木造だと法定耐用年数は22年、期待耐用年数は30~80年となっています。国交省の「長期優良住宅」の基準を満たしたローコスト住宅もありますし、ローコスト住宅に60年保証を付けているハウスメーカーもあります。
適切なメンテナンスさえ行っていれば、ローコスト住宅でも一生住み続けることも可能なのです。逆に言うと、高い費用をかけて建てた注文住宅でも、メンテナンスを怠ると長く住み続けられないことになります。
あくまで適切なメンテナンスを適宜行うことが重要であり、建築にかかる費用の多寡では住宅の寿命は決まりません。
ローコスト住宅のメリット
ローコスト住宅には、恥ずかしいどころかローコストであることが誇らしく思えるほどのメリットがあります。
マイホームが安く手に入る
最安1000万円台で建てられるローコスト住宅の最大のメリットは、「マイホームを安く手に入れられること」です。
マイホームを建てる場合には、何年もかけて頭金を貯めて足りない分は住宅ローンを組んでというのが一般的です。
やっと目標の頭金が貯まってマイホームを建てられるのは、30代後半や40代になってからのケースも少なくありません。30代後半や40代で30年35年ローンを組んでマイホームを建てると、定年後までローンの支払いが残ってしまいます。
ローコスト住宅ならそれほど頭金を貯めなくて良いので、早ければ20代でマイホームを建てられるのです。1000万円台であればローンの負担が軽く期間も短くて済みますから、早い段階でローンを完済して生活に余裕が生まれます。
お金の面に関しては、一般的な建売・注文住宅よりもローコスト住宅はメリットが大きいです。
長く住める
ローコスト住宅は若くても建てられるので、一般的な建売・注文住宅よりも長く住める可能性が高いです。
30代後半や40代でマイホームを建てた場合、子供と一緒に住める期間は10年もあれば良い方かもしれません。
しかし20代でローコスト住宅を建てると、子供が生まれてから独立するまで20年ぐらいは一緒にマイホームで過ごせるのです。
あらかじめ子供ができることを想定しておけば、子供が増えたり大きくなったりしても住み替えの必要がありません。住み替えの必要が無ければ住宅にかける費用が抑えられるので、結果的に金銭的なメリットにも繋がります。
リフォームやメンテナンスのお金をかけられる
ローコスト住宅で、マイホームを建てる費用を抑えることでリフォームやメンテナンスにお金がかけられます。
建てる時点では「ベスト」だと思っても、実際に生活していると何かと不便に感じることが出てきます。
高い費用をかけて建てたマイホームだと、資金的な問題もあって、不便なことがあってもリフォームしにくいです。しかしローコスト住宅であれば資金的に余裕がありますから、より生活しやすいようにリフォームできます。
また建築費の多寡に関係なく、長く住み続けているとマイホームが痛んできます。外壁を塗り直したり、屋根を葺き替えたりなどのメンテナンスが必要です。
建築時に高い費用をかけて資金的な余裕が無いと、部材のグレードを落としてメンテナンス費用を抑えないといけません。部材のグレードを落としたことでメンテナンスのサイクルが早くなり、かえってメンテナンス費用が嵩んでしまうことになります。
ローコスト住宅で資金に余裕があると、メンテナンスにもお金がかけられます。高グレードの部材を使うことで外壁や屋根が長持ちし、かえってメンテナンス費用が抑えられることになるのです。
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ハウスメーカーにはそれぞれ得手不得手があり、ローコスト住宅を扱っていてもローコスト住宅を建てるのが得意じゃないハウスメーカーもあります。公式ホームページだけでは、条件に合ったローコスト住宅を建てるのに適したハウスメーカーを見つけるのは至難の業です。
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まとめ
ローコスト住宅は、経費削減などハウスメーカーの努力によって安く建てられる住宅のことです。建材が粗悪だとか、施工が手抜きだとか、安っぽく見えて恥ずかしいだとかは一切ありません。
若い内に建てられて長く住めるので、高い費用をかけて建てる住宅よりもローコスト住宅の方がコスパが高いとも言えます。
ローコスト住宅を建てるのを得意としているハウスメーカーを探すなら、「タウンライフ家づくり」がおすすめです。