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アイダ設計の欠陥住宅ブログとは?

ローコスト住宅メーカーである「アイダ設計」で家を建てたり買ったりした人が書いた、「欠陥住宅ブログ」なるものがあります。

アイダ設計で家を建てることを検討している人にとっては何とも気になるブログですが、アイダ設計が建てた家は本当に欠陥住宅なのでしょうか?

目次

アイダ設計ってどんな住宅メーカー?

アイダ設計が欠陥住宅を建てているのかの前に、アイダ設計がどういった住宅メーカーなのか見ていきましょう。

1981年に設立した住宅メーカーで、現在は埼玉県上尾市に本社があります。木造の注文住宅や建売住宅の販売に加えて、賃貸住宅経営など土地活用の支援も行っています。

アイダ設計を一躍有名にしたのは、2013年頃に提供していた「555万円の家」です。「555万円で家が建つ」というフレーズのCMを覚えているかもしれませんが、当時は実際に555万円でアイダ設計は家を建てていました。

残念ながら555万円の家の販売は終了したものの、税込み888万円・999万円で現在でもアイダ設計で家を建てることが可能です。

年間2500棟を超える施工実績があり、年間売上高は500億円を超える中堅住宅メーカーです。現在もテレビ・ラジオにCMを出していますし、「埼玉県上尾メディックス」という女子バレーボールのスポンサーも務めています。

欠陥住宅ブログなるものが書かれていて、888万円や999万円という超格安価格で家が建てられることから「怪しい住宅メーカー」と思われがちです。しかし実際には、大手ではないものの十分な実績と歴史を持った信用できる住宅メーカーと言えます。

ローコスト住宅メーカーの中のローコスト住宅メーカー

ローコスト住宅メーカーはいくつかありますが、アイダ設計は「ローコスト住宅メーカーの中のローコスト住宅メーカー」です。

一般的にローコスト住宅メーカーで家を建てる場合、坪単価は50万円前後となることが多くなっています。アイダ設計は坪単価30~40万円で家を建てることもでき、他のローコスト住宅メーカーよりも安く家が建てられるのです。

888万円・999万円の家でなくて1000~1500万円という、大手住宅メーカーの半額以下で家を建てられます。

最初に高い見積もりを出して、そこから値段を下げていって割安感を演出するといったことはアイダ設計ではしません。最初から安い見積もりを出してくれるので、値引交渉が苦手な人にとってはありがたい住宅メーカーです。

安かろう悪かろうではない

ローコスト住宅メーカーで欠陥住宅ブログが書かれていることから、アイダ設計が建てる家は「安かろう悪かろう」だと思うかもしれません。

アイダ設計が安く家を建てられるのは、品質が悪いからでも手抜き施工だからでもありません。アイダ設計は耐震等級3を取得した住宅も提供しており、実際に震度7クラスの耐震実験をクリアしています。

また設計から施工まで自社で行っているから、コストを極限まで削ることができるのです。社名に「設計」の文字が入っていることからも分かるように元々は住宅などの設計を行う会社で、現在も一級建築士事務所登録をしています。

住宅設備は大量に一括で仕入れる、建材も自社のプレカット工場で加工することでコストを抑えています。さらに大工も自社で育成して社員として抱えているので、設計から施工まで一貫して自社で行っているのです。

他の住宅メーカーでは設計や施工は下請け業者に再発注することが多く、そこに中間マージンが発生するので全体的な費用が高くなってしまいます。アイダ設計では設計から施工まで一貫して自社で行うため中間マージンが発生せず、低価格での住宅建設を可能としています。

その上設備や建材の調達コストも抑えているので、他のローコスト住宅メーカーよりもさらに安く住宅が建てられるわけです。

アイダ設計の欠陥住宅ブログの内容

アイダ設計は決して怪しい住宅メーカーではありませんが、アイダ設計で家を建てたり買ったりした人が「欠陥住宅ブログ」を書いているのも事実です。少し調べただけでもかなりの数が出てきたので、すべてを紹介するわけにはいきません。

具体的にどういった欠陥やトラブルがアイダ設計が建てた家にあったのか、欠陥住宅ブログの内容をいくつかピックアップして紹介します。

断熱材の欠損

アイダ設計で住宅を建てた時に、壁に入れるべき断熱材が一部欠損していたとのことです。

そのブログ主さんが建設工事に立ち会った際、壁の一部に断熱材が入っていないことに気付き、アイダ設計の担当者と現場監督に指摘しました。

ブログ主さんの指摘に対して現場監督はダンマリで、担当者はあれこれと言い訳を並べて断熱材が入っていないことを正当化しようとしたとのことです。

さらに担当者は「第三者機関からこれまでに一度も指摘を受けていない」として、欠損ではなく標準仕様なのだと言い張ったのだとか。

断熱材が入っていないまま施工が進んだものの、最終的にはブログ主さんが本社にクレームを入れて補修という形で決着したそうです。

ブログ主さんは建築業に携わっていた経験があったので、断熱材が欠損していることにすぐ気付きました。もしブログ主さんが完全な素人だったり、現場に立ち会っていなければ補修もされずに断熱材が欠損したままだったかもしれません。

人間ですから多少のミスは仕方ありませんが、ミスを正当化しようと言い訳したり開き直ったりするのは最悪です。

防水シートの穴から浸水

続いては、壁の透湿防水シートの穴から雨水が浸水していたというお話です。

住宅の壁は、内側から壁紙・化粧合板、石膏ボード、透湿シート、間柱・断熱材、構造用合板、透湿防水シート、外壁材で構成されています。

外壁材の内側にある透湿防水シートが雨水の侵入を防いでおり、極端に言うと外壁材が無くても透湿防水シートがあれば雨水は壁に侵入しません。ところが、ある施主さんのブログによると、透湿防水シートの穴から雨水が侵入していたとのことです。

透湿防水シートは、構造用合板にステープル(ホッチキスのようなもの)で貼り付けます。ステープルで貼り付けると透湿防水シートに穴が開くので、通常はビニールテープなどで穴を塞いでおきます。

ところがアイダ設計では透湿防水シートのステープル穴をそのまま放置、運悪く台風による大雨によって浸水してしまいました。

ブログ主さんが気付いて穴を塞いだので幸いにも断熱材までは浸水しておらず、透湿防水シートと構造用合板を取り替えるだけで済んだそうです。

もしブログ主さんが気付かなければ断熱材まで浸水しており、そのまま施工されると住宅内部がカビだらけになるところでした。

階段の傾き

続いては、家の中の階段が傾いているというお話です。ブログ主さんがアイダ設計で建てた家で1年ほど生活していたところ、階段を上り下りする際にどうも体が傾くということに気付きます。

水平器を使って調べてみると、階段のすべての段で右側が少し高いことが分かりました。さらにレーザー水平器を使って測ったところ、左側に対して右側が6mmほど高くなっていることが判明したのです。

アイダ設計に連絡したところ、「法的には問題ないが補修工事をさせてもらう」との返事がありました。

実際に補修工事してもらい階段の傾きは無くなったのですが、「法的に問題ない」との認識に問題があります。

1mで3mm傾いていることで施工業者側が負けた裁判例が過去にあるのですが、今回は70cmほどで6mm傾いています。明らかに法的にも問題があるのに、「法的に問題ない」と言い切ってしまうアイダ設計に問題大ありです。

70cmで6mmと言えば結構な傾きですから、階段の施工中に気付かないわけはありません。ブログ主さんは「自称大工のド素人が施工した」とおっしゃっていますが、そう言われても仕方がないぐらい酷いです。

風呂の排水が逆流

まだまだアイダ設計の欠陥住宅ブログはたくさんあるのですが、さすがに多すぎるので次で最後にします。最後は風呂の排水が逆流したお話です。

新築してからそれほど時間が経っていないある日、ブログ主さんがお子さんとお風呂で水中に潜る練習をしていました。練習が終わって浴槽の栓を開けると、何と風呂の洗い場の排水溝から水が逆流してきたのです。

慌てて浴槽の栓を戻し、洗い場の水が流れるのを確認して再度栓を開けるとまた排水溝から水が逆流してきました。逆流しては栓を戻し流れるのを待って栓を開ける、ということを繰り返してようやく浴槽の水はすべて抜けました。

当然アイダ設計に連絡して確認に来てもらったものの原因が分からず、次は風呂の設備メーカーに確認しに来てもらうことになります。設備メーカーが確認したところ、アイダ設計の配管の繋ぎ方に問題があることが分かります。

設備メーカーが配管を繋ぎ直すと逆流は収まり、以降浴槽の水を流しても洗い場の排水溝から水があふれ出てくることは無くなりました。

設備メーカーが確認してすぐ分かることがアイダ設計には分からないのですから、本当に「素人が施工しているのでは?」と疑いたくもなります。

マイホームを欠陥住宅にしないために

欠陥住宅ブログを書いているのはあくまで一部の施主さんであり、アイダ設計で家を建てて大満足で生活している人もたくさん居ます。しかし、一部とは言えアイダ設計が建てた家に欠陥があるのは事実です。

これから建てるマイホームを欠陥住宅にしたくない、というのであれば「タウンライフ家づくり」を利用してみてください。

タウンライフ家づくりは住宅メーカーではなく、住宅メーカーを比較できるサービスです。アイダ設計を含む大手から中小まで全国1100社以上の中から、あなたが建てたい家にピッタリの住宅メーカーを探せます。

使い方は希望の階数と間取り、家族の人数、予算を選択するだけ、後はタウンライフ家づくりが1100社の中から条件に合った住宅メーカーをピックアップしてくれます。ピックアップされた住宅メーカーには、一括で見積もりと間取りプランの作成が依頼可能です。

見積もりと間取りプランを比較して、本当にこれから建てる住宅に合ったメーカーかどうかを見極めるわけです。見積もりと間取りプランの作成だけでなく、資金計画や土地探しの相談もできます。

具体的な計画をまだ立てていなくても、タウンライフ家づくりでは一から家づくり計画が立てられます。

タウンライフ家づくりは無料で利用できる

タウンライフ家づくりの利用は無料です。見積もりや間取りプランの作成、資金計画や土地探しの相談にも料金は一切かかりません。

タウンライフ家づくりで見積もりを取ったら契約を強要されるなど、「タダより怖いものは無い」といった経験をすることも無いです。個人情報が漏洩して、住宅メーカーからひっきりなしに営業電話がかかってきたり、大量の営業メールが送られてくる心配もありません。

資金計画や土地探しの相談までしたら断りにくい、という場合はタウンライフ家づくりが代わりに住宅メーカーへ断りの連絡を入れてくれます。

無料で利用しても面倒なことになることは一切ないので、家づくりを検討する際には気軽にタウンライフ家づくりを利用してください。

まとめ

アイダ設計はローコスト住宅メーカーで、888万円や999万円など他のローコスト住宅メーカーよりも安く家が建てられます。ただ、アイダ設計で建てた住宅の欠陥やトラブルを報告する欠陥住宅ブログを書いている人が少なからず居るのも事実です。

アイダ設計で建てるかどうかは別にして、「タウンライフ家づくり」を利用すれば新築するマイホームが欠陥住宅になるリスクは下げられます。

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この記事を書いた人

家づくりアドバイザー | 「悩まない家づくり」運営者

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私は、家づくりの悩みや不安に寄り添い、皆さんが心から満足できる家を手に入れるお手伝いをすることを目指して記事を書いています。

家づくりは人生の一大イベントであり、同時に大きな決断の連続です。
家族のライフスタイルや将来の夢、予算などを考えると、迷いや疑問がつきものですよね。

私自身も家づくりの経験を通じて、多くの学びと気づきを得ました。その経験を生かして、皆さんが「もっと早く知っておけば良かった!」と思うような情報をわかりやすくお届けしたいと思っています。

記事では、家づくりの基本から最新のトレンド、専門家の視点まで幅広くカバー。どんな小さな疑問でも解決できるよう、丁寧にわかりやすくお伝えします。あなたの夢の住まいが、後悔のないものとなるよう、ぜひこのサイトを活用してくださいね!

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